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春ワークショップスを終えて

2016.03.27.00:30

この春はたくさんのワークショップを開催しました。

現代はなんでも外注をする時代ですが、50年100年前は自分でしていたことが多いのですよね、きっと。

そもそも右肩上がりの経済成長神話ってなんですか、それ。
人口が減っていくのに無理ですよね。
物がゆきわたっているのに無理ですよね。
経済成長を求めない新しい経済の社会に目を向ける時なんでしょう。

余っている物を足りないところに。
できることをできない人のために。
大地から生み出されるもの。
自分の手で作り出せるもの。
自分の頭でよく考えること。
時代を超えてうなずくことができる教え。

ふと思い出しましたが、むかし西城秀樹の『愛の園』という歌が好きで今でも口ずさみます。
歌詞、転載いたします。


希望にあふれ
生きる喜び 幸せに 満ちて
愛の楽園 すべての心が
愛をわかちあう
静かに 耳傾けよう
愛の子守唄
君さそい呼びかける 愛の園※

夜明けにめざめ
星と眠る やすらかな暮らし
誰の目にも 愛のほほえみ
助け合う いのち
みんなでわけあう幸せ
ゆたかな実り
争いのない世界 愛の園

子供たちは 鳥のように
のびやかに歌い
大人たちは 力あわせて
明日の種をまく
地球が生まれた頃の
青い空と海
あざやかで美しい愛の園

まるでお経の和訳の様です。
そしてwatotoが目指すところでもあります。

「ワークショップを通して、人の手にもっと力を」


では、写真でご報告です~。

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お蕎麦ってこんなに手軽にできる保存食やったんですね。

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島光-shimahikari-お味噌作りワークショップ。赤ちゃんいるといい味噌できるって。豆食べてるの誰!笑

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kumaryuさんは惜しまれながら活動休止。きっと復活ありますから!

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いつも安定のla brise printaniere お花じかん。

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aomaruさんは初ワークショップでした〜。うまくいきましたね♫


これからもいろいろ予定しておりますのでお店までお問い合わせください。

因が次の果を生む楽しみ

2016.03.07.00:35

因果関係とよく言いますが、
因(原因)からは果(結果)がどうなるか決まっていません。
果(結果)から逆に因(原因)を見つけることはできます。

例えば
毎日たくさん食べても(因)太る(果)とは限らないが、
太った(果)原因を毎日の食生活(因)に見つけることはできます。

種(因)を蒔いても出ない芽(果)もありますが、
芽(果)が出たということはそこに間違いなく種(因)があったということなのです。

こうすれば→ああなるとは限らないが
こうなったのは→あれやこれやをしたからということはわかります。

因果の関係は常に果から因を見ていきます。
因から果を妄想する癖がつくと、思うような結果が得られなかった時に「こんなはずじゃ」と嘆かなければいけません。
果から因を遡ってみる癖がつくと、過去のうまくいかなかったことを次のデータとして生かすことができます。

種を蒔いたら、期待に妄想を膨らませすぎず、毎日キチンと水をあげる。
そうすれば、大輪の花がうまく咲いた時に、大きな喜びを感じることでしょう。
そして、もし咲かなかったとしても、きっと次の種をまくことでしょう。

3/1の出遇いは、いつか大きな花を咲かせる予感を残していってくれました。

〜山あいの静かな音楽会〜

内田輝さん、河合悠さん、ありがとう。
そしてたくさんのお客様、雪の中をありがとうございました。

今後もいろんな形で、このお二人の素敵さを皆さまにも感じてもらえる機会を作ってゆきたいと思っています。
お楽しみにお待ちくださいね。

小浜に美しい花が咲くように、水だけはやり続けます。

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クラヴィコードを近くで見せてもらいました。

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悠さんのキャンドルはいつまでも見てしまう。

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雪の荘厳が音楽会に花を添えてくれました。

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椰子からできたキャンドル、静かに灯っていました。


ここからはじまること

2015.05.10.21:38

新しいwatotoには、もうすでに夢がたくさん詰まっていました。

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谷田部を出なくてはいけなくなって京都に帰る段取りをしていたその時に、友人から舞い込んできた話は。
「忠野に人が集まる場所として使って欲しい家があるよ」
というような内容でした。
すこし時間をおいて見学をさせてもらいました。
中に入ってすぐにピコーンときました。即決です。

ここにはもうすでに夢がたくさん詰まっている。そしてその夢はwatotoの見る夢とたやすく合流できるはず。この建物の大家さんをはじめ、携わった多くの方の見た夢の続きを是非とも描いてみたい。

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大家さんは作曲家とその息子さんです。
CMや舞台、オリンピックのシンクロナイズドスイミングの曲などを手がけるピアニスト・大澤みずほさん。素敵ですね。
息子さんの尚之さんは若狭町で農業を学ばれた方です。
そして新watotoができた忠野区の皆さまは、地域活性化に大変力を入れておられるようです。

里山について。食について。農業・漁業林業について。音楽の力について。古き素晴らしき建物について。もう作る技術のない骨董について。
それぞれが魂を注いで力を尽くして来られたことが、watotoに関わるみなさんの力と一つに収斂してゆく。
たくさんのレンズを通した太陽の光が、一箇所に集まって発火するかのように。

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準備は整いました。
あとは流れの中に身を委ねて、新しいことが起こるのをワクワクしながら待つだけです。

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夢はひとりでは実現できない。みんなで作るもの。そしてそれは途中で終わってもいい。きっと誰かがそのストーリーの続きを紡いでくれるはずだから。

ありがとうございました。

2015.05.01.00:06

谷田部watoto。
綺麗に掃除も終わりました。
cafe watotoから、名もない一軒の茅葺きに戻りました。
空っぽの店内でひとり佇んでいると、たくさんの人の笑顔が瞼に浮かんできました。
そう、ここはだれかの笑顔が隣りにいるだれかを笑顔にさせる場所でした。
いつもここを笑顔で満たしてくれたみなさん!ほんまにありがとうございました。

終わりは始まりのはじまり。
心は次の場所に注がれています。

でも、次のwatotoを生んでくれたのは、この静かな静かな名もない茅葺きなのです。良き相棒よ、今までありがとう。

そして、どなたかがここで、新しい歴史をスタートしてくださることを願っております。
その時は、きっと客のひとりとして訪れて、のんびりさせてもらいます。

最後に。
谷田部のみなさま。住まいをして七年。お店は僅かに二年半でしたが、他所からやって来た我々を優しく迎え入れて、いつも応援してくださり、ありがとうございました。

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草の戸も住替る代ぞひなの家

2015.04.14.09:18

「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也」
「草の戸も住替る代ぞひなの家」

『おくのほそ道』芭蕉


突然ですが、谷田部watotoは大家さんの都合により、4月中(18日の予定)で通常営業を終了することになりました。
watotoとしてもとても残念ですが、どうぞご了承くださいませ。

今まで谷田部watotoにお越しいただきありがとうございました。
谷田部のみなさまには、長年ご理解と応援をしていただいたことを大変感謝しております。ありがとうございました。

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watoto自身、この建物に非常に愛着があり、残念で仕方ないのですが、深追いはいたしません。
ご縁がなかったのね!って感じです。
それよりも、今まで、この茅葺の静かな佇まいのお蔭で、たくさんのお客様に寛いでいただけたことを喜びたいと思います。


watoto第一幕は閉じさせていただきます。
本当にありがとうございました。


程なく第二幕が始まるかと。

今後の動向は追ってお知らせいたします。
プロフィール

cafe watoto

Author:cafe watoto
福井県小浜市
忠野9-14
電話:0770-56-3893
定休日:木曜日・日曜日
時間:11:30〜夕暮れ
→ 営業カレンダー

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