「死」について
2014.01.28.20:16
人間の命がロウソクの炎なら
太い炎が嵐によって、突如吹き消されることもあれば、最後までロウを溶かしきって芯まで燃え尽きることもある。
どちらが良いとか悪いとかいうことは言えない。
それもご縁。
巡り合わせ。
自分が生まれてくるもっとずっと前から続く、巡り合わせの連続。
誰もがそれを選べないとしたなら、それはその意味で平等なのかもしれない。
仏教では死去と言わず成仏と言う。
仏に成る。
ほとけさまになられる。
それを、まさにそうだと感じるには、少し時を過ごさなければいけないのだろう。
時間が経って、なつかしくさみしく想い出す時。
亡くなられたお方はいよいよ静かでますます優しい。
喧嘩したり衝突したこともささやかで温かい記憶に。
なんでやろ?
なんでそう成るんやろ?
僕らがさみしさゆえに、柔らかく想い出すから?
違うと思う。
想われていたんです。
もうずっと前から、あの方が魂の奥底で私たちを想ってくださっていたんです。
それに気づいたんです。今。
時を経て、願いや情熱の純粋なカタマリと感じるその精神に触れた時に、私たちの方が「そうやったんや」と気づけるんだと思うんです。
こちらが想う前から、想われていたからこそ、私たちは想い返せるし、その眼差しをこれからも受け続けたい、影響力を感じ続けたいと思うんでしょう。
それが仏様に成られたしるし。
私の中に感じる確かな証拠。
少し時間がかかりそうですが、あなたは仏様になられたんだなと、微笑み合える日がきっと来る。
きっと来るから、わたしもいつの日か堂々と命を終わってゆけるのかな。

太い炎が嵐によって、突如吹き消されることもあれば、最後までロウを溶かしきって芯まで燃え尽きることもある。
どちらが良いとか悪いとかいうことは言えない。
それもご縁。
巡り合わせ。
自分が生まれてくるもっとずっと前から続く、巡り合わせの連続。
誰もがそれを選べないとしたなら、それはその意味で平等なのかもしれない。
仏教では死去と言わず成仏と言う。
仏に成る。
ほとけさまになられる。
それを、まさにそうだと感じるには、少し時を過ごさなければいけないのだろう。
時間が経って、なつかしくさみしく想い出す時。
亡くなられたお方はいよいよ静かでますます優しい。
喧嘩したり衝突したこともささやかで温かい記憶に。
なんでやろ?
なんでそう成るんやろ?
僕らがさみしさゆえに、柔らかく想い出すから?
違うと思う。
想われていたんです。
もうずっと前から、あの方が魂の奥底で私たちを想ってくださっていたんです。
それに気づいたんです。今。
時を経て、願いや情熱の純粋なカタマリと感じるその精神に触れた時に、私たちの方が「そうやったんや」と気づけるんだと思うんです。
こちらが想う前から、想われていたからこそ、私たちは想い返せるし、その眼差しをこれからも受け続けたい、影響力を感じ続けたいと思うんでしょう。
それが仏様に成られたしるし。
私の中に感じる確かな証拠。
少し時間がかかりそうですが、あなたは仏様になられたんだなと、微笑み合える日がきっと来る。
きっと来るから、わたしもいつの日か堂々と命を終わってゆけるのかな。
