「…。国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。…」
なんと素晴らしい憲法の国に生まれた私たちであることか。
まさにこれは「浄土の憲法」、「仏国土の憲法」と誇れるものだと思う。
はっきり言って
戦争は地獄道です。
経済成長一辺倒は餓鬼道です。
国家に隷属させられる国民は畜生道です。
今の安倍内閣は、日本を地獄餓鬼畜生道、即ち三悪道に堕とそうとしているんだと思います。
三悪道とは「欲」と「怒り」と「無知」の世界です。
人間の奥深くにある根源の願い、即ち「仏」の願いに反する動向に抗わなければならない時に直面しています。
憲法は過去の懺悔から生まれた未来への祈り。
今を生きる人間に未来の責任がかかっている。
もう一度、この国をかたちづける日本国憲法前文を静かに味わいたいと思います。

仏教に学ぶ。
浄土の「浄」は「さんずい」に「争い」
争いは無くせないもの。
ならば、必ずどこにでも起こってしまう「争い」を水(さんずい)に流していける精神こそが、国土を浄(きよ)く保つ唯一の道なのではないのか。